少しずつ秋に近づいている札幌ですが、この季節の変わり目は、体調が崩れる方が多いです。
自律神経が乱れて何か体調がパッとしない、頭痛が頻発する、ぎっくり腰などが起こりやすい時期になります。
体調を崩さないようにセルフケアを行うか、整体で体を整えましょう。
今回のコラムは、腰痛で悩んでいた患者さんの症例を紹介します。
50代女性の症例です。
8年前にぎっくり腰になってから冬になると腰が辛くなることを繰り返していました。
今年は春にも痛みが出て、そこから3か月経っても改善せず、ドンドン悪くなって来たため当院に来院されました。
痛みが強く出るのは、寝起きや顔を洗う時、椅子やバスで座った時の立ち上がり、仕事のとき中腰になることが多く、その時に痛みが出て辛いようです。
動作確認を行うと痛みの出る動きは、後屈、ひねり(左右)、横倒し(左右)、立ち上がりに腰に痛みが出ます。
腕を上に上げると肩につっぱりがあり、可動域も狭い状態。
脚は常に重だるい状態でした。
施術を開始し、身体の状態を確認していくと、股関節、お尻、脚周り(太もも、膝裏、脛、ふくらはぎ、足首)がカチカチ、パンパンに張っているが、骨盤周りの中の筋肉(インナーマッスル)は緩んでいる状態。
肩と首は硬くなりすぎて、触っても何も感じなくなっており、感覚がズレている状態でした。
やさしい力で全身に施術を行い、筋肉を柔らかくしたうえで、身体のバランスを整えて、最後にインナーマッスルに刺激を入れて緩んでいる筋肉が機能するようにアプローチして、初回の施術は終了。
施術後に施術前に痛かった動作を確認するとすべて痛みがなくなり、身体全体が楽になって肩のつっぱりと脚の重だるさもなくなりました。
初回の施術で、寝起き、朝の腰の痛みは出なくなりました。
睡眠もいつも夜中に目が覚めていたけど、朝までぐっすり寝られるようになりました。
2回目の施術スタート
股関節、お尻、脚周りの張り感はまだあるが、硬さがひと皮ふた皮取れた感じ。ここまで来たら施術を重ねて根っこまで柔らかくしていくだけです。
骨盤周りのインナーマッスルはまだ緩んでいるが、自己療法でケアが出来るレベル。
感覚の無かった肩首周りは、しっかりと感じるようになり、こちらも硬さが少し取れた感じ。
施術後、痛い場所もなく、身体が軽くなったことを喜んで頂きました。
この状態まで来たら、あとは施術のタイミングを適切に合わせていけば楽な状態で生活が出来ます。
初回の施術から3週間後には痛みはなく、身体の状態は10点満点中9点で過ごせる状態になりました。
その1週間後には、ほぼ満点まで回復したので施術終了となりました。
セルフケアを再確認して、この状態をキープ出来るようにアドバイスをして卒業されました。
同じような痛みありませんか?
・ぎっくり腰を何回も繰り返している
・ぎっくり腰になってから腰の痛みが消えない
・寝起きは腰が痛くてつらい
・朝の洗顔がつらい
・長時間椅子に座ったら立ち上がりが痛い
これらは、痛みの強さは違いますが、痛みの原因はすべて同じです。
そして、自己療法で改善出来る症状です。
お困りの方は、当院までお越しください。